【コラム】2017年東京都議選の翌日に自分自身に問いたこと(藤岡)

2017年都議会議員選挙が、7月2日に行なわれました。
つい3ヶ月前に傍聴に何度も訪れた都議会の様子が、またこの結果を受けてガラリと変わる気配を感じます。

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NHK選挙WEB 都議選当選者、前回との比較」より、
目立った変化について特に注目したいと思います。

平均年齢は47都道府県議会で最も低くなった

 

・当選者の平均年齢は49、2歳、前回より4歳近く若返り

NHK選挙WEB(47都道府県議会のデータ)によると、
今回の都議選で、東京都議会の当選者の平均年齢が、日本一の低さになりました。
(以前までは、大阪(49.5歳)が最も低く、平均年齢が最も高いのは島根県(61.0歳))

NHK選挙WEBによる、都議選当選者、前回との比較

世界の基準を見渡してみると、私が留学した北欧の国デンマークでは、
2015年6月に実施された総選挙で当選した議員の平均年齢は45歳。(※1)
被選挙権、選挙権開始の年齢が国によって違うとはいえ、
今回の当選者の平均年齢が下がったことは、意味のあることだと思います。

47都道府県議会で最も多くなった女性当選者数

 

・女性の当選者は36人、前回から11人増加

NHK選挙WEB(47都道府県議会のデータ)によると、
以前までは、
京都(20%、12人)が最も高い状態(最も少ないのは愛媛県(2.1%、1人)
となっていましたが、当選した女性割合は28%、36人と
、47都道府県議会で最も多くなりました。

NHK選挙WEBによる、都議選当選者、前回との比較

都の政治を変えてゆくのは一体誰だろうか

 

とても正直なところ、今回の都議選ほど頭を悩ませて投票先を決めたことはありませんでした。
出来るだけ候補者の様子を見聞きしたり、話をしてみたり、
現職の議員であれば、傍聴などでどんな発言をするのかなど確認してきたものですが、やはり悩みます。

なぜ悩んだかというと、
やはり変化が必要なのはわたしたち自分自身の行動なのだという確信を持ったからです。

少し文脈はより身近な市政へとずれますが、
外部評価委員として行政の事業評価を行なう目線にたったとき、
先ずは足もとの行政はどんな様子で、どんな風に関わることが出来るのかを考えたほうが、
毎日の暮らし、そして少しだけ先の未来への影響があるのだと、感じることが増えてきました。

【コラム】外部評価委員会・区民委員の就任(藤岡)

わたしたちは、自分の考えをまず持っているだろうか?
そしてそれを伝えようとしているだろうか?
喉元過ぎればよしと、していないだろうか?と痛烈に感じながら、
日々様々な資料に目を通す日々が続いています。


選挙は終わりましたが、暮らしは続きます。

都議選の結果についてよりも、明日から都、そして市(区)政、行政、暮らしにどう目を向けていくのか、
そんなことを自分自身にも問いながら、都議選の振り返りとしたいと思います。

(藤岡)



(※1)【デンマーク国会、選挙の仕組みって!?】 デンマーク大使館参照