【コラム】親となった人の学びをより本質的なものにするために(藤岡)

KURASOU.代表の藤岡です。
約2週間のデンマーク留学、滞在を終えました。

現地では、国民の政治参加への姿勢から、難民問題に直面する現地のリアルを目の当たりにしてきました。
成熟した民主主義に対する憧れを感じるとともに、現実には矛盾するできごとにも遭遇し、非常に衝撃をうけた時間でもありました。


この学びをよりKURASOU.に活かすために、
テーマを絞り、人が動く仕組みをつくり、かつ国籍を問わず学ぶための展開をしていくこととしました。

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1、扱うテーマを「政治」「人権」に

2014年4月より、政治を始めとした暮らしに関わるテーマを学ぶ場としてきましたが、
全てのテーマの根幹に通ずる、政治と人権を主なテーマとして取り上げていくこととしました。

おやこ暮らし大学では、
・政治と暮らし学部
・親のための人権学部
と称して、場をスタートさせていきます。

初の開催となる、「親のための人権学部」。
11月26日(木)午前中を皮切りに、本格的に連続型のワークショップとして開催していきます。(詳細は追ってご案内していきます。)

2、オフライン⇄オンラインの行き来

・地域の課題に特化した場、「家外学習 from…」 を始めていきます。

広島、長崎、岩手、福島など、その地域に住むひと達が何を学び取り、
子に伝えていくのかを模索する場としてモデルケースを確立していきます。
始まりは、長崎の地から。
詳細は追ってご案内していきます。

・2016年より、KURASOU.オンラインサロンを開始します。

「おやこ暮らし大学」、「家外学習 from…」で出会った人たちが、
より学びを育み、行動に移していくためのプラットフォームがあれば。
そんな思いから生まれました。

国内外にいる親をつなげ、政治や人権、その他にもオンラインサロンメンバー独自に深めたいテーマに沿って、
・著名人・識者・活動家をスピーカーに迎えてのオンラインワークショップ
・毎月のテーマに沿った著名人・識者・活動家のインタビュー記事、情報記事の配信
・会員限定のミートアップ、シネマダイアログ等
などを予定しています。

こうしたオンラインとオフラインの行き来によって、より人と物の動きが活発になることを目指します。

3、より国籍豊かに

みなさんの周りにも、多国籍の家族が増えてきていることを感じたことはありませんか?

こどもを中心とした話ができても、国籍問わず親が集まり、自分を主語とした話や学びができる場は、なかなか出会うことができません。
もっとより多くの親の思考が国に越えて出会うことができたら、
自分の暮らしから少し大きな視点から物事をながめることができるかもしれません。

日本語や英語をベースにしながら、より多くの親が参加できるよう他団体と協力しながら進めていきたいと思います。


 

 

2015年も残り3ヶ月。流されない、地に足をつけた暮らしを営んでいきたいものです。

(藤岡)