12月7日(日)15時より、赤坂見附にて行なわれた、
「2014選挙カフェ~選挙で未来ソウゾウしちゃおう!~」に、
私、KURASOU.代表の藤岡がスピーカーとして登壇しました。
ふらっと立ち寄れる場所、ふらっとみんなが中継をみたきっかけで、みんなと一緒に、投率率1%あげよう、という趣旨の元、
特定の政党を支持したり、特定の政党を蔑んだりするのではなく、私たちの身近にある「政治」と、
それに参加する入り口にある「選挙」への関心をもってもらうためのきっかけづくりのイベントです。
いつからでも政治に関われる
今でこそ、親が政治や食、エネルギーなど暮らしに関わる学びの場を運営している私ですが、
実は親となる25才まで、一度も選挙に行ったことがありませんでした。
夜間定時制高校出身の私は、どこか世の中に冷めていて、
選挙間近にしか現れない、選挙カーにのった政治家をみては、知らぬふり。
20才を過ぎても、選挙に行こうなどと思った試しはありませんでした。
大学卒業後社会人となり、まさに会社と家の往復の毎日。
社会人2年目の年に友人と介護の会社を立ち上げ、老人ホームをつくってからは、
ますます自分の住んでいるところからは疎遠となる生活となりました。
政治が行なわれている時間は、わたしたちもまた働いており、いそがしい。
政治を知る事よりも、目下の営業成績をどうやって上げて行くかが知りたい。
そうやって、関わる姿勢を持たなければ、どんどんと遠ざかって行く存在なのです。
わたしが初めて選挙に行ったのは、息子が生まれてからというなんともゆっくりなスタートでした。
それは、子を生んだと同時に、今まで仕事しか自分の存在を感じられなかった自分に、
いま確実に目の前に、未来への責任ごととして、息子の息づかいを感じてからでした。
1人で完結せず、大切な人たちと対話すること
選挙カフェでは、最初にKURASOU.の紹介をしたあと、
千葉県我孫子市議の水野友貴さんとトークセッションをしました。
写真左から2番目が私、一番右が水野さんです。
この写真からみてとれるように、トークセッションでは終始大笑いしながら話をしていました。
といっても、なにかを卑下しているわけでもなく、
だからといって、今の政治について悲観しているわけでもありません。
それぞれの立場から、どうやったら今の政治のくすぶりから、脱することができるか、
政治の現場ではなく、その根っこが生まれる源流はどこにあるのかといった話。
怒りでもなく、諦めでもなく、建設的な話の中から、笑顔が出てきた結果でした。
そんな様子をみてか、3人の女子大学生が、わたしの目の前のカウンターに座り、
それぞれ質問をしてくれました。
〈政治が、私にとって得体のしれないもので、どうやって関わっていいかわかりません〉、という、
京都の学生さん。
なるほどと。私にしてみれば、大学生の時点でこの場に来、質問しているだけで
当時の私からしたら頭が上がらないほどです。
正解はないかもしれませんが、私はこう答えました。
「政治に近づくには、政治の裏側や選挙候補者のことをとことん調べきることが必要なわけではなくて、
こうやって人と対話すること、そして自分はこう思う、と意見を言えることが大切で、それで十分だと思います」。
みなさんは、どう思いますか?
種を蒔き、芽を育てる仲間たち
本当に、市民主導で政治と市民の関係は変わらないものでしょうか。
今回、この選挙カフェを主催したのは、YouthCreate原田さんから紹介したいただいた、今野徹さん。
彼は農林水産省、まさに日本の食の根幹を担う場にて、日夜奮闘している方です。
特定の団体を運営していて、何か知名度に秀でていて、名目がなければ、こんな活動をするなんて変わっているなというのが
大半の方が持つ印象かもしれません。
彼が放つエネルギーは、
人はどんな肩書きをもっていても、自由に自身の考えを表現できる社会が日本にはあるのだと、実感させてくれる時間でした。
私たちKURASOU.も、最初は小さな小さな活動でした。
それが、もう70名以上の親子が学べる場として、少しずつ動いてきている。
小さな種蒔きをする仲間が少しずつつながり、ムーブメントを起こしていく。
感情は大切だけど、感情だけでは未来はつくれない。
怒りや哀れみや諦めも全部ひっくるめて、みんなで未来をつくっていく。
・・・わたしなんて、ただの親だし。
そんなあなたの背中をみて、子は育つということ、その子が未来を歩んでいくこと。
今週末の選挙の前に、少しだけ考えてみませんか。
当日の様子は、こちらからみることができます。
前半はこちらから
①開会あいさつ:みんなの未来ソウゾウ工房 今野徹さん
③食べる政治増沢諒さん × NPO法人「ストリートデザイン研究機構」理事立石理郎さん
④食べる政治増沢諒さん × 麻布大学獣医学部 内山知佳さん
⑤86年代トリオ YouthCreate代表原田謙介さん × 立石理郎さん × 佐藤正幸さん
⑥86年代トリオ×早稲田大学 村田信之さん × 戦場ジャーナリスト志葉玲さん
⑦早稲田大学村田信之さん × Tregion吉田慶さん
⑧早稲田大学村田信之さん × 食べる政治増沢諒さん
48分ごろから登場します。後半はこちらから
⑨Taiga Forum/タイガフォーラム野口栄一郎さん× みんなの未来ソウゾウ工房 今野徹さん
⑩千葉県我孫子市議 水野友貴さん × KURASOU.代表 藤岡聡子
(藤岡)