【講演】平成29年度明るい選挙推進フォーラム(長野県上田市)にて

長野県選挙管理委員会より依頼を頂き、平成29年度明るい選挙推進フォーラムにて、KURASOU.の藤岡が講演する機会を頂きました。


2016年11月の講演内容から更に更新したものを、「親の学び直しが社会を変化させていく」-今の親の本音と行動から政治との向き合い方を探る- と題して、講演を行ないました。

最近では、家庭や親子がどのように政治や選挙に向き合っていくのか、その事例を発表して欲しいという依頼を少しずつ頂くようになってきました。18歳選挙権の引下げに伴い若者に対する主権者教育が注目され、各自治体などで学校への選挙出前授業等が実施されているところですが、一方で地域や家庭での取組というものも重要だと捉えられてはいるものの、具体的にどんな方法があるのか、といったことはあまり知られていないのが実情です。

今回の講演では、2017年独自調査として、子育て世代の政治参画に関するアンケートの途中結果をふまえながら、

・子育て世代と、同世代の投票率に倍以上の開きがあること、

・子育て世代が最も関心が高い事柄について、などの調査結果をご紹介したあと、

実際に親が政治と向きあい、どうやって行動を変化させていったのか、などを具体的な事例をお話ししました。

特にお伝えしたかったのは、親の学び直しのアウトプットが「要望型・批判型」の集まりではなく、「提案姿勢をもった」集まりであること、自分たちで出来ることは自分たちで動いていく集まりであること、の2点です。

フォーラムに参加されたのは、長野県・市町村の明るい選挙推進協議会で活動されている地域の皆さん約500名ほど。途中、無作為にマイクをお持ちし、質問に答えていただいたり、最後の質疑応答でも質問を頂くなど、多くの方が参加されていたにも関わらず、大変積極的に参加していただきました。

頂いたご質問は、「こういった”集会”に、どうやって集客したのか?」というものでした。

1つ目に、KURASOU.では親しみのある言葉を使い、”集会”ではなく、”ワークショップ”や”対話”といった、何か入りやすそうな表現を使って告知を行なうこと。2つ目に、まずは内輪の友人らに声をかけ、口コミで広げながら、メディアの力をうまく使っていく、とお答えしました。

KURASOU.で政治をテーマにした初回、参加いただいた方は3人。その方々は今でも親交があり、アドバイスもいただくような関係です。最初が少ないからといって止めるのではなく、とにかく続けていくことが大切ということも加えてお伝えしました。

最後になりますが、長野県選挙管理委員会の皆様にはご多忙の中大変お世話になりました。

この場を借りて改めてお礼申し上げます。

(藤岡)