時おり寒い風が吹く中、KURASOU.の2年目を迎えるにあたって、
運営メンバーでキックオフmtgを開催しました。
北は岩手から、関東近郊より集まったわたしたち。
妊婦から、産後2か月経たないメンバーまで。
開催場所は、大塚駅徒歩3分の、子育てシェアオフィス「こそだてビレッジ」。
子連れメンバーもこどもたちを自由に遊ばせながら、かつ真剣に議論ができるつくりになっています。
KURASOU.は2015年3月より、開催拠点を「こそだてビレッジ」に固定し、
親も子も楽しく学び、対話する場作りを行なっていきます。
初心に戻る
キックオフmtgの前半は、運営メンバーでの役割の見直し、コンテンツの設計について、
あるべき姿を考え直しました。
今のメンバーの役割は適切?
参加したい場って、どんな場?
活動を広げていくための”活動の引力”って何?
使用したのは、株式会社エンパブリックの「自主活動の場作り応援キット」。
時間の制限がある子育て期真っ只中のわたしたちにとって、
持続力を持ち活動を行うのは容易ではありません。
地域の社会起業を応援しているツールを使って、メンバーの思考をアウトプット。
普段よく接していても、言語化することでより相互理解につながります。
わかったフリは一番やめよう。
相手に率直なフィードバックをしよう。
互いの時間を大切にしよう。
メンバーそれぞれが新しい年に向かって、心も気持ちも頭も整理していく時間となりました。
心のスイッチが、入るところ
とっても手前ミソ、ですが。「KURASOU.は私にとって、心のスイッチが入るところ。」
キックオフmtgの後半は、理事メンバーを加えての各々の自己紹介の時間でした。
それぞれのライフストーリー、なぜKURASOU.に興味を持ったのか?をシェアしあいます。
1年間ともにやってきたメンバーのこの一言は、大きくて勇気をもらう言葉でした。
わたしたちは、有給スタッフではありません。
毎日会っているわけでもないし、固定のオフィスや机はもちろんありません。
持続力を保てているのは、自分がいかに目の前の活動に意味を見いだし、愛しているか。
そしてとても大切なことは、それが本質であるか、ということです。
ウソや建前やごまかし、付き合いのものではなく、きちんと本質に沿っているか。
内部の声を聞くのは、一番緊張するものですが、
今後も定期的に、機会をもっていこうと思います。
自己を満たして初めて、物事に目が向く
突然ですが、わたしはメンバーに常にたずねています。
「本当は、何がしたいの?」
実は、2014年当初は、特にメンバー各々が明確な”マイプロジェクト”を持っていたわけではありませんでした。
人前で話すのは苦手。わたしは裏方でいいよ。私のしたいことなんて、ないなぁ。
そんなメンバーに、わたしはしつこく、冒頭の質問を繰り返していました。
人は必ず何かを今までの人生で経験していて、間違いなく今の選択の土台になっているはず。
なんとなく、ではなく、起こった事実にきちんと向き合ってみてほしい。
うっすらと、自分の中で”マイプロジェクト”がわき起こったとき、
もうその”マイプロジェクト”の半分は達成できているのだと思います。
”マイプロジェクト”なんて!と思うかもしれませんが、心にある問題意識は、誰しもあるもの。
先ずはわたしたちが問題を提起し、少しずつその輪が広がるように。
そのためには、暮らし、家族、そして自分のことを大切に満たしてあげる。
そうすると、自己犠牲でも、偽善でもない、まっすぐの視点で、物事に目が向いていくものだと信じて。
多忙な中、この日に集まってくださった理事メンバー、そして陽気な仲間たちに、心からの感謝と、
今年度のKURASOU.に参加してくださる方々を思いながら。
(藤岡)