【コラム】白熱教室「18歳選挙権で社会は変えられるのか?」への参加(藤岡)

白熱教室に生徒役として参加する機会を得ました。
学生の頃は旧姓でしたから、初めて「藤岡くん」と呼ばれとても新鮮な時間を過ごしてきました。


親が行かなければこどもも選挙に行かない

生徒役として参加したのは、東京三弁護士会多摩支部が主催した
「白熱教室・in 多摩・一橋大学」の第一部白熱教室「18歳選挙権で社会は変えられるのか?」。

中学生から若手社会人30名と、先生役となる与良 正男さん (毎日新聞社専門編集委員)との、
ほとんど事前打合せのない、ぶっつけ本番の白熱教室です。

白熱教室は、与良さんのこんな問いかけから話が始まりました。


「去年の選挙時に選挙権があったひと、手を挙げて」

「・・・では、選挙権があっても、選挙にいかなかったひと、手を挙げて」

手を挙げた1人から、住民票を移していないために、今自分が住んでいる場所と、
地元の候補者のマニュフェストにリアリティを感じず、投票しなかった、という話がありました。
また、選挙に行かなかった理由として他に挙げられたのは、票を入れた人が当選しなかった、
という理由などがありました。

与良さんによれば、1度選挙に行かなければ、次も行かなくなる傾向がある。
また、
親が行かないとそのこどもも選挙に行かない、といったサイクルが生まれやすいといいます。

 

18歳選挙権で子育て環境はどう変わってゆく?

話の中で、「自分はまだこどもなのに、政治のことがわからないのに一票なんて入れられない」
といった意見が10代の生徒から出ました。

女性参政権獲得についてはこちらの記事に詳しく紹介していますが、与良さんによれば、
「求めていなかったのに、権利だけが先行したのが18歳選挙権」。そのため、
今の10代の当事者たちが戸惑うのは当たり前だといいます。

しかし、長らく自民党政権では議題にあがらなかった、奨学金や待機児童解消に向けた動きが高まってくるなど、
10代含め若者の意見を注視していく動きが確実に出て来たと与良さんはいいます。
そういった意味でも、18歳選挙権は子育て世代にとっても非常に大きな出来事といえるのです。

起点は「わたし」が幸せになるには

「最近、気になるニュースはなに?」与良さんが1人1人に問いかけます。

「東芝の話など雇用に関すること。政治を考える前に自分がどう働くか考えている。」
「森友学園の政治家の追求の話。特にこどもたちの教育について関心がある。」
「労働環境に興味があるので、プレミアムフライデーのニュース。ぼくなら毎日絶対残業したくないので。」

いずれも10代・20代が発言したものです。

与良さんによると、政治を身近に感じるには、「自分が幸せになるには?」という軸をもつといい、といいます。
そこを起点にし様々な角度から情報をとっていく。
出来ればもっともっと、友だち同士で気軽に話せる雰囲気を出していければいい。
人と話す上では、多様性を認める一方で、押し付けにならない、互いの位置点を探っていくことが大切だといいます。

与良さんは最後にこう続けます。

「もっと、大人が気軽に政治の話をしていかなくちゃ。
僕が僕の話を一番届けたいのは、30代、40代の社会人。今日この会場に最もいない年齢層の方です。
大人も大人になりましょうよ。もっと政治の話を当たり前のことにしていってほしいと思います。」


若手世代として30人の中で意見を話しましたが、
10代のみなさんの考察力の鋭さに驚かされる時間ともなりました。
親同士がもっと気軽に話し合えるように、KURASOU.も活動を通してよびかけていきたいと思います。

(藤岡)